この冬は雪ばっかり

岡山って年に1度雪が降るか降らないかってくらい、雪が降らない県なんですが、
今年はめちゃくちゃ雪が降る。
何故こんなに雪が降る。
それさえもIZOと何か繋がっているのかもしれないと思う今日この頃。
終わってしまったのに、まだ忘れられないんです。
いや、忘れることはないんだろう。
いつまでも心に残る作品なことは間違いないんです。
これから先、剛ちゃんがどんなに素晴らしい舞台をしてもIZOを超えることはできないんじゃないかって思ってしまう。
何か感想を書こうと思っても、言葉にならない。
言葉にしてしまったら全て半減してしまいそうな気がする。

以蔵病進行中・・・

昨日、勉強会に出席して、うとうとしてたら、
「なんのために勉強会に出ておる」
と、武市先生に怒られている気分になりました。
そして、「なんのために薬剤師になったんかな」って考えたとき、
「なんのために人を斬る」と尋ねられて、答えられない以蔵さんの気持ちになった。
漠然とでも何か理由があってその道を選んだのに、
今となっては何故選んだのか分からない。
「生活していくため?」「お金を得るため?」
じゃあそれ以外には・・・?
わからない。
でも、自分には別に他にできることってないと思う。
あるのかもしれないけど、考えたことないし、考えようともしない。
「わしにはこれしかないき」
以蔵さんは、誰の心の中にもいる気がする。
自分の信じた道を進んでも、何故その道を進んでいるのかいつしかわからなくなってしまうこともあるだろう。海につながっているかどうかも分からないのに、漕ぎ出してしまったら、その川が海へと通じると信じて進むしかなくなってしまうときもある。
よく考えたら他の道もあるのに、他を選べないときもある。
信じてた天がようわからんようになって、
疑ったり、それでも信じたり、
でも、もっとまわりを見ればよかった、
人になんといわれようと、はじめから自分は自分だった
当たり前のことなのに、それに気付けなかったり
まわりの人が、道からそれていこうとする自分を修正しようと、言葉をなげかけてくれているのに気付けなかったり
以蔵さんって別に救いようのない人生を送ったわけでもなんでもなく
多かれ少なかれ、誰でも以蔵さんのような人生を送っているんではないか?
以蔵さんの生き方は、誰しも共通するものがあると思う
天ら見ずに山を見ちょったらよかった・・・
自分にとっての天、自分が向かおうとしている海、
それだけが全てではない。
天にたどりつくまでに山がある、海にたどりつくまでに川がある
たどりつける人なんてそうそういないのが実際で
ようわからんようになりながら進むのが人生
人間くさい以蔵さんの生き方、心に残るのは、多くの人に通ずる部分があるからで、いのうえさんの狙いのひとつに、それがあったのではなかろうか。
もがいてもがいて、必死に生きて、残酷なことも卑怯なこともたくさんして、決してきれいな人生ではないのに、心に残って離れない。
ずしんと心に残ったこの余韻を大切にしたい