金閣寺 大千秋楽

ホテルに帰ってきて、シャワーを浴びながら考えた。


気持ちの矢印て交わりそうで交わらないんだよね。
すごくもどかしい。
一方通行だったり、お互いを向いているんだけどすれ違ったり。
それぞれ思いあって、すごく好きなのに、それなのに、、、
同じタイミングで、気持ちの矢印が向かい合うことは難しいんだね。


二人の大切な友と出会い、
自分にはない部分に憧れ、
同じように生きようとするものの、
結局は違う道を選ぶ溝口。
二人の友と、本当の意味で気持ちが交わることはない…

いろいろな人の影響を受け、翻弄されつつも、
悩み苦しみながらも、
最終的には、自分の出した答えを信じて、それに従い行動する。
しかも溝口が選ぶ道は、簡単なほうではなく、困難なほう。

誰よりも強い男だ。


そんな溝口が発する「生きよう」には、真の強さがある。



全ての無力の根源が何かわかっていても、
それを打ち消すことを決意できる人はそうそういない。



世界を変貌させるのは、認識ではなく行為。



口にするのは簡単だけど、実行なんてなかなかできない。



溝口はやっぱり強い男だ。
憧れてしまうくらい強い。



私は溝口みたいに生きているか?鶴川か?柏木か?
いやいや、もっともっと低カロリーで生きてるよ。


ブイ関連では全力投球。でも、それ以外は、なんとなく生きている毎日。
パワーを使うことから逃げているのかも。


真っすぐに向きあう強さが必要なこと、溝口が教えてくれた。





千秋楽前夜の金閣寺
4列目から観ました。

溝口の目はギョロギョロギラギラしてて怖かった。
(もちろん可愛いシーンもたくさんありましたよ、それは言わずもがなです)


ごうくんが溝口になっている間、森田剛はこの世から消え去る………そう思うと、すげー怖い笑
だから、カーテンコールはホッとする。



千秋楽前夜のカーテンコールでは、
ニコニコ笑顔というより
感慨深い笑顔のごうくんに見えました。



今日はどんな笑顔をされるのかな。
今日は2階席だから顔は見えないけど。


全体を見渡して、
この金閣寺という作品の全貌を、しかと目に焼き付けてきたいです。





まっ本当のこと言うと、
平常心で見えるかは不安なんです。
涙でぐちゃぐちゃになったら、溝口が見えないよ。



溝口が好きだ。
出会えてよかった。

溝口を好きにならせてくれて
ありがとう、ごうくん
金閣寺という作品に出会わせてくれて、ありがとう、ごうくん


ごうくんのおかげで私の世界が広がります。
ごうくんのおかげで私の心が豊かになります。


泣いても笑っても今日が最後。
でも泣いている場合じゃない。
千秋楽は栄養ドリンク飲んで
気合い入れて臨むぜ。